創業以来、当社が専門メーカーとして開発、生産している耐食FRPの特長は次の通りです。

優れた耐食性
使用条件に応じた樹脂と補強材の繊維を選択し、適切なラミネート構成によって長期にわたっての
耐用が可能です。
軽量
重量は鉄の約 1/5 で、運搬や据付が容易です。
優れた強靭性
補強材の繊維とマトリクス樹脂とのコンポジット化により、プラスチックとして最高の強度をもつ耐食構造体です。
優れた耐熱性
熱硬化性樹脂のため熱軟化現象がなく、樹脂の選択により180℃の高温から-40℃の低温に耐えます。
経済的
以上の特長から架構・据付・維持費等が少なく、トータルコストは割安になります。

耐食材料の物性と比較表

材  料 
 項  目
耐酸FRP
炭素鋼
SS40
ステンレス鋼
SUS316
ハステロイC
塩化ビニル

 
 
 
比重
1.4
7.91
8.00
8.80
1.45
引っ張り強さ
8.5~18.0
46.4
59.6
56.2
5.0~6.0
ヤング率
4.0~11.0
211.0
197.0
183.0
2.4~4.2
降伏点
8.5~18.0
23.2
24.6
35.1
5.0~6.0
線膨張係数
2.3
1.2
1.6
1.1
7.0
熱伝導率
0.22
41.5
14.0
9.7
0.13
重量に対する強度比
(降伏点)
6.1~12.9
2.9
3.1
4.0
1.7~2.9
耐熱性
-40~170℃
200℃以上
200℃以上
200℃以上
60℃以下

 

 

 

 

 
ギ酸
×
90%以上
10%以上
50%以下・
60℃以下
クロル酢酸
×
×
99%以上
60℃以下
蓚酸
×
×
×
希硫酸
×
5%以下
濃硫酸
80%以下
85%以上
85%以上
常温
希塩酸
×
×
濃塩酸
×
希燐酸
×
濃燐酸
×
クロム酸
30%以下
×
×
×
弗素
10%以下
×
×
×
25%常温
硅弗素
30%以下
×
×
×
60℃以下
苛性ソーダ
50%以下
20%以下
70%以下
苛性カリ
50%以下
×
×
アンモニア水
×
50%以下
×
酸塩化物
×
×
60℃以下
次亜塩素酸ソーダ
二酸化塩素
×
×
塩素ガス
×
×
ベンゼン
100%・50℃
以下
クロルベンゼン
×
エチレンクロライド
100%・35℃
以下
×

※耐食性は使用樹脂によって異なりますので最も適した樹脂を使用した場合を例示しました。

{注} ○印は耐食性良好
    ×印は耐食性不可